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コラム第241話_想像を超えて成長していく企業の特徴と開発の極意


「〇〇してみてはどうですか?」
「なるほど。早速やってみます。」
ご相談に対して、こちらから提案したときの、ある経営者の反応です。

2ヶ月ほどして再びこの経営者から声がかかりました。
「先生、聞いてください。早速やってみた結果、××のようになりました。」
結果が出るのに3か月以上はかかるかなと思っていたので、予想以上に素早い対応です。

「それなら、今度は、こうしてみてはどうですか?」と提案してみると、
「私もそう思ってやってみました。そしたら、こういう結果になって」
「それならば、さらに、こうしてみては」
「それもやってみました。すると・・・」
「その結果は面白いですね。それだったら、こうしてみると良いのでは?」
「そうなのです。私もそう思ってやってみたのです。すると、〇〇のように、想像以上に良いものができたのです!」
「なるほどー!それはすごいですね。やったじゃないですか」
「いやー、こんなにすごい結果になるとは思ってもみませんでした。これもすべて先生のおかげです。」

とても素晴らしい優れた経営者です。言うまでもなく、この結果は、この経営者の力であり、努力の賜物です。

一方で、同じように「〇〇してみてはどうですか?」と提案すると、
「既にそれは考えてみたのですが、××とういう理由で上手くいかないという結論になりました」
「では、こうしてみては?」
「うーん、それも・・・」
「やってみましたか?」
「いやー、やってはいません。」
「では、やってみてはどうでしょうか?」
「そうですね・・・」

そして、半年後に、「例の件、どうでした?」と聞いてみると、
「いやー、まだやっていません。やっぱり上手くいかない気がして・・・」

やろうと思えば、1か月もあればできる内容なのに、なかなか実行されることは無く、半年、一年経っても、同じところで悩み続けています。

こういった後者のような経営者には、特徴的な思考パターンがあります。

それは、やらなくてもわかっている、という思考パターンです。思い悩む中で、日々、様々なことを頭の中でなんとなくシミュレーションしては、これはだめだと頭の中で否定してしまうパターンです。一見、よく考えており優れた経営者のように感じます。しかし、この思考パターンは、いつまでも同じところでグルグル回り続けて一歩も前進しないという停滞パターンに陥りがちです。

一方で、前者のような経営者は、一見、何も考えていないようにも見えます。しかし、実際には違います。何も考えていないのではなく、やってみないとわからない、と考えているのです。

やってみないとわからないと考えているので、少し考えてみて可能性があると感じられれば、直ぐにやってみます。やってみて考えを確かめます。すると、その行動の中から時々、考えていたことと違う結果が出てきます。そこに、新たな発見をするのです。そして、その新たな発見から、さらに思考を深め、そこから新たな行動を起こし、そして、その行動から再び新たな発見をし・・・これを繰り返している内に、最初には想像もしていなかった素晴らしい結果を得るのです。

考えていたことと違う結果にこそ、新たな発見があり、それが想像を超える結果をもたらす。やってみないとわからないと考える経営者は、この貴重な経験則を持っているのです。

新たな発見や想像を超える結果は、考えて思いつくものではなく、やってみた結果から新たに気づくことなのです。

そして、これは、開発の極意でもあります。

御社は、何事もやってみていますか?
考えて思いつこうとして、おなじところで何か月も何年もグルグルと回ってはいませんか?