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コラム第226話:優秀な開発人財が次々と現れる開発提案型企業の特徴


「先生、どこかに優秀な人財がいたら紹介してもらえませんか?」
「優秀な新人の採用方法を教えてもらえませんか?」
開発提案型企業にあこがれる経営者の方から、ときどき受けるご相談です。

製造するものを自ら開発し提案できる企業、そんな開発提案型の企業にあこがれる経営者がよく真っ先に考えることは、開発できる優秀な人財の採用です。

優秀なベテランを中途採用したい、優秀な新人を採用したい、そうすれば、開発提案できるようになるはず、と考えます。あるいは、まずは、優秀な人財の採用から、と考えます。

もちろん、採用は大切です。会社として力を入れるべきところです。しかし、問題は、順番です。開発できるようにしたいと考えた時に、真っ先に採用を考える。はたして、この順番で良いのでしょうか?

この問題の答えを出すためには、まず、そもそも優秀な人財は、どんな企業に入ろうとするのか、これを考えなければなりません。優秀な人財は、自分を活かし、自分を伸ばせる企業への入社を目指します。その人が優秀であればあるほど、このことを強く考えます。決して、採用してくれるのであればどこでも良い、報酬さえ高ければどこでも良い、とは考えません。優秀な人財は、優秀であるが故に、自分を活かし伸ばせる企業を求め、なおかつ、そういった企業を見抜く力も持っています。したがって、優秀な人財を採用すれば開発できるようになると考えている企業には、優秀な人財は決して入社してくれません自分の力を伸ばせない、活かせないことを瞬時に見抜くからです。

優秀な人財は、この会社に入ると、どんな開発ができそうか、これを考えます。そのために、これまでどんな開発をしてきたのか、これを調べます。そして、開発によって成長し活躍している社員がいるかどうかを調べます。

これからできるようになりたい、できるようにして欲しい、そんな会社に、優秀な人財は来てくれません。優秀な人財は、伸びる会社で自分も伸ばす、そう考えるのです。既に素晴らしい開発ができており、それをさらに伸ばしていきたい。そのための人財を求めている。そんな会社に入るのです。

優秀な人財が次々と現れる開発提案型企業に共通する特徴は人財を社内で育てていることです。育てる仕組みを持ち、さらにそれを高速で回しています。そして、そういった企業では、採用でも優秀な人財が集まっています。優秀な人財が入社し、入社後にさらに実力を付け伸ばしていく。そういった好循環が回っています。

一方で、優秀な人財の採用頼みの企業は、優秀な人財は採用できず、いつまで経っても会社として実力を付けることはできない悪循環に陥ります。

開発提案型企業になりたいと考えるのであれば、優秀な人財の採用を考える前に、人を活かし伸ばす仕組みを先に築かなければならないのです。

御社は、優秀な人財の採用に走る前に、優秀な人財を活かし育てる仕組みを築いていますか?