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コラム第223話:考え方が整っている企業と考え方を知っているだけの企業の違い


「ようやく、わかってきました」
「あのときの話が、ようやく腑に落ちました」
ご支援している企業の開発が急速に進み始めるときに、開発者からよく出てくる特徴的な反応です。

たった一言、あるいは、たった一つのことをお伝えしただけで、すべてが解決する。理想的ですが、現実はそんなに甘くは無く、多くのことを理解しないと、開発できなかった企業ができるようにはなりません。ですので、ご支援企業には、必要なことを一つ一つお伝えするようにしています。

しかし、同じようにお伝えしているのですが、理解度は企業によって、また、人によって異なります。スムーズに理解が進む企業もあれば、なかなか理解が進まない企業があります。ところが、最終的に上手く動き出すのは、意外にも当初、理解が思うように進まなかった企業の方が速い傾向があります。

今までの常識とは異なる話に頭の中は半分混乱状態で、これでできるのだろうか、上手くいくのだろうか、と半信半疑。それでも何とか理解してやってみようとする企業。このタイプは上手くいきます。最初は、もたつくのですが、ある時を境に急速に上手くいき始めます。取り組みのスピードが一気に加速します。開発者から迷いが消え、一直線に走っていきます。

逆に、「わかっています」とすぐに返事があり、多くのことを「知っています」「知っていました」という表情をする企業は、経験的に要注意な企業です。最初は良いのですが、途中でパタリと動きが止まってしまうことがよくあります。

両者の違いは、どこにあるのでしょうか?

答えは、個々の考え方が、つながっているかどうか、にあります。

急激に動き出し加速していく企業では、頭の中で、開発に必要なすべての考え方、知識、方法がつながっています。個々の考え方の順番、優先順位がきちんと頭の中で整理され、すべての考え方が正しくつながっているのです。つながるまでは、一時的に頭の中が混乱したりするのですが、一つ一つを丁寧に順番に理解していくことで、あるとき、すべてがつながります。すると、急に動き出せるようになるのです。

この状態のことを当社では、「考え方が整う」と表現しています。

開発が上手く回り始めるためには、まず、社長の頭の中で、次に開発者の頭の中で、考え方が整う必要があるのです。

一方で、予備知識が豊富で最初は「わかっています」と返事が良い企業の場合は、個々の考え方をバラバラに知っているだけで、それぞれがきちんとつながっていません。そのため、いざ実行に移す段階に入ると、順番がめちゃくちゃだったり、優先順位を間違ったりして、上手くいきません。

下手にわかったつもりでいるので、順番や優先順位を整理して一つ一つの考え方を丁寧に説明しても、それを真に正しく理解しようとしません。「実はわかっていない」ことに、気づくことができないのです。そして、いつまでも上手く実行することができません。

そうならないためには、まず、考え方を整えることが必要なのです。

御社は、開発に対して、考え方が整っていますか?
断片的な知識をバラバラに知っているだけで、わかったつもりになってはいませんか?