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コラム第221話:差別化された独自の開発の成功という栄光は、孤独な戦いの先にある


「なぜ、自分だけがこんな苦労をするのだ!」

これは、独自の技術や製品、商品の開発を始めた人が一度は思うことです。ご支援する開発者からも、「自分だけ・・・わかってもらえない・・・」という悩みをよく打ち明けられます。そんな時は、「それは、上手くいっている証拠ですよ。成功への条件であり、成功への通過儀礼のようなもの。いまはつらくても、成功者が一度は通る道だから迷わず進みましょう!」とお伝えしています。

会社のために良いことをしているはずなのに、応援されない、協力が得られない、それどころか、否定される、非難される。つい、「やってられるか!」と自暴自棄になる。あるいは、自信を失ったり、自分が間違っているのか・・・と思い悩む。周囲に理解されないのは、本当に辛く、苦しい状態です。

しかし、ここで挫折しないで欲しいのです。なぜなら、周囲に理解されない、反対されるのは、他社と差別化された独創的な開発ができている証拠だからです。

他社と差別化できているということは、独創的であるということです。独創的であるということは、誰もやっていないということであり、誰もやっていないということは誰も経験していないということです。誰も経験していないということは、誰も理解できないということです。したがって、差別化された独創的な開発ができていると、必然的に「自分だけが苦労していて、そのことを誰もわかってくれない」という極めて孤独な状況に追い込まれます。

これは、避けられないことです。避けられないことなのに、これを無理に避けようとすると、独創性を、差別化要因をどんどん失って、他社と同じことをやる方向に向かってしまいます。そうではなく、決して避けずに孤独を受け入れることです。孤独な戦いは、他社と差別化された開発ができている証拠です。本来喜ぶべきことです。歓迎し堂々と受け入れれば良いのです。いままさに直面している状態では、とても喜べる状況にはなれないかもしれませんが、ここは自分を信じて乗り越える、踏ん張りどころなのです。

そして、何より経営者は、開発者がこの状況に追い込まれることを予期し、開発者を全力で支えなければなりません。決して、開発者を1人にしないことです。最後まで味方にならなければなりません。それが、開発をつぶさない、何より開発者をつぶさないために欠かせない経営者の役割です。

仕事柄、開発への挑戦に成功した成功者の話をする機会がよくあります。その話をすると、いつも感動を呼びます。ただ、その反応には2種類あります。一つは、感動するだけで終わる反応です。もう一つは、感動し行動する反応です。

前者の反応をする人は、決して挑戦することのない安全地帯にいる人です。安全地帯にいる人は、ただ単にすごいな、と思うだけです。決して成功者の真の偉業に気づくことは無く、真の意味で感動することはできません。そして、自らが行動することはありません。

これに対して、後者の反応をする人は、挑戦経験者です。孤独に耐えて、それを乗り越え成功した人の真の苦しみは、乗り越えた人にしか分かりません。自らもよく挑戦し、孤独な戦いをした経験者は、成功者に共感できます。その孤独な戦いに思いをはせることができ、それを理解できます。成功者に真に共感し、真に感動し、そこから勇気をもらいます。そして、自分もまた挑戦するのです。それが、挑戦者です。そんな挑戦者との出会いは、いつも楽しくなります。それこそ仕事冥利に尽きます。

御社は、差別化を願いながら、安全地帯で他社と同じことをしていませんか?
ご一緒に、御社だけの道を切り開く挑戦をしませんか?