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コラム第196話:伸びる企業の経営資源のとらえ方


「もったいない」
当社から見てそう感じる企業があります。

それは、自力で地道に社員を育て技術を蓄積してきた企業です。優れた知見や優れた技術があり優れた社員がいるのに、思うように成長できていない、低収益にあえいでいる、そんな企業です。

なぜ、「もったいない」と感じるのか?

それは、ちょっとだけ視点を変えれば大きく成長できる潜在力を持っているからです。既に優れた知見や技術そして人財を持っているのですから、潜在力は十分にあります。あとは、ほんのちょっと視点を変えるだけで良いのです。しかも、それは経営者が変えるだけで良いのです。ただし、このほんのちょっとの視点変更がなかなかできないのですが・・・

少し話を戻しますが、そもそも、どうして優れた知見や優れた技術、優れた社員を持っているのに、思うように成長できないのでしょうか?
それは、他社との競争に勝てないからです。

なぜ、他社との競争に勝てないのでしょうか?
それは、スピードで負けるからです。

なぜ、スピードで負けるのでしょうか?
それは、すべてを自力でやろうとするからです。

なぜ、自力だとスピードで負けてしまうのでしょうか?
それは、社内の経営資源のみで戦うことになるからです。経営資源の量の戦いになるからです。しかし、社内の経営資源は有限です。しかも、余程の大企業でない限り経営資源の量は少ない。これでは、勝てません。

では、どうするか?
有限で小さい自社の経営資源にのみ着目するのではなく、無限とはいかないまでも、自社の資源よりはるかに大きな世の中の知見や技術に着目することです。
「世の中の資源を取り込んで、あるいは活用して、自社が利用できる経営資源を増やす」この視点を持つことです。

外部や他社の知見や技術を上手に取り込むこと。我々のような専門家を上手に活用すること。伸びる企業はこれをやっています。

経営資源が破綻する企業は、自前に固執し、社員の頑張りを求め疲弊させます。他社や外部の専門家を拒絶し活用することはありません。成長への道を自ら閉ざしています。実は、他社も専門家も活用してもらうことを望んでいるのですが・・・そのことに目を向けることはありません。そして、我が社の取り組みが遅いのは、実力不足、社員の能力不足と考えてしまいます。本当は、経営者の経営資源の活用法にこそ問題があるのですが・・・そのことに気づくことはありません。

なんとか気づいて欲しい。そんな思いでこのコラムを書いています。

御社は、外部の知見や他社の技術、専門家の知見を積極的に活用していますか?
まずは、自力で・・・と時間をかけすぎてはいませんか?