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コラム第183話:結果を出そうとあせる企業とじっくり考え結果を出す企業の違い


「先生、本当に基本は大切ですね。」
当社のコンサルティングを受けられたある経営者の方の言葉です。

当社は、独自の開発の仕組みをご提供していますが、その中で開発の基本についてもしっかりとお伝えしています。この方は、実際に開発を実践する中で、この基本部分の大切さを改めて実感する場面があり、そのことを伝えてくれました。省略せずに、基本をお伝えしていたかいがありました。

一方で、既存事業が窮地に追い込まれ、追い詰められて開発を始める企業や、ある日突然思い立って、いきなり開発するぞと突っ走る企業など、「基本なんていいから、手っ取り早く上手くいく方法だけ教えてくれ」と、とにかく先を急ぐ経営者がいます。

もし、要望通りに、基本を知らないまま、あるいは、基本の一部が欠けている状態で、先を急ぐとどうなるでしょうか?

例えるなら、これは、生まれたての赤ん坊に、いきなり立って歩かせるようなものです。

赤ん坊には、大いなる可能性があります。そのため、すぐにでも歩くことを期待したくなります。しかし、いきなり歩かせようとしたらどうなるでしょうか?

それこそ、大けがに繋がります。時には命に係わります。

首も座っていないのに、歩かせようとしたら、どうなるでしょうか?まず、首が座るのを待たなければなりません。

また、首が座ったとたんに歩かせようとしたら?立てずに倒れてけがをします。まず、寝返りを打って、動けるようになる必要があります。そして、ハイハイをして、足腰を鍛える。つかまり立ちをして2本足でバランスのとり方を覚える。受け身の取り方を覚える。

ここまで来てようやく最初の一歩を踏み出す。それでも最初は転びます。それでも、受け身を取ることができます。そして、何度もチャレンジするうちに、きちんと歩けるようになるのです。

歩けるようになるには、これだけの基本を身に付ける必要があります。

開発も同じです。できるようになるためには、手順を守り、一つ一つ習得していくことです。結果的にそれが一番の近道になります。

中でも基本となるのが考え方です。まず、考え方を整える必要があります。

実際に、考え方が整い、手順を知り、基本を習得すると、その後の進行は、目に見えて速くなります。放っておいても、どんどん先に進んでいきます。そこまでは、結果が見えずジリジリとしたつらい時間ですが、実は、ここが非常に大切なのです。

考え方を理解し、基本をしっかり習得すること
決して、基本を、途中を、一部を、飛ばさないことです。

基本の大切さを心底理解しているかどうか?
結果を焦って失敗する企業と、結果を確実に出していく企業の違いです。

御社は、基本を大切にしていますか?
考え方は変えずに、結果だけ出そうとしていませんか?