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コラム第172話:開発は不要不急か?


景気が後退局面に入っています。この後退局面において顕著になるのが、開発機運の低下です。

進めようとした開発を先送りする企業や、進めていた開発を中断したり中止する企業が出てきます。さらに景気が悪化すると、研究開発の人員削減を始める企業が出てきます。

このように、会社の経営に余裕が無くなった時、真っ先に削減対象になるのが研究開発です。国の財政に余裕が無くなると、真っ先に研究開発の予算が減らされるのと同じ構図です。

では、なぜ、研究開発への取り組みは、真っ先に減らされてしまうのでしょうか?

それは、「研究開発は不要不急のもの」という認識があるからです。

研究開発は、今すぐには必要ない。一旦、中断しても経営に支障はない。売上も変わらない。資金の流出も防ぐことができる。それよりも今は・・・という考えが背景にあります。

しかし、ここで決して忘れないで欲しいことがあります。

それは、「研究開発を減らせば、必ず将来、大きな大きなしっぺ返しを食らう」ということです。1年後や3年後、5年後になって、売上に収益に巨大な差となって表れてきます。しかも、この研究開発の遅れは、10年、20年という長期にわたって取り返すことができません。このことは、技術後進国になってしまった今の日本の状況を見れば、明らかです。

逆に言うと、世界的に研究開発が止まりかけている、今、止まることなく開発に取り組めば、ライバルに決定的な差を付けられることを意味します。ただし、急がなければなりません。既に、中国企業は動き出しています。ここでさらに遅れるわけにはいきません。

このように、研究開発は不要不急のものではありません。常に必要で、常に急がなければならないものです。

「そうは言っても、外出自粛で、テレワークをしなければならない状況になっているし、外部企業も動いていないので、開発を進めようがない」そんな声が聞こえてきそうです。

しかし、自宅でも様々な情報を調べることや、やり取りすることができますし、考えることができます。むしろ、余計な会議や雑用が減る分、今は、集中して考えることができます。

開発業務にしても、ソフト系なら自宅でできることはたくさんあります。ハード系は、会社の設備が必要なこともあるでしょうが、出社しても、人と合わずに、あるいは人との距離を置いて、会社にこもってやれることがたくさんあります。開発は、3密を避けやすい業務です。知恵を絞れば、様々な進め方が考えられるはずです。それこそ、集中して考える時間がたくさんあるのですから・・・。

繰り返しますが、開発とは、必要かつ急を要するものです。

御社は、研究開発を加速させていますか?
不要不急が叫ばれる今こそ、開発を急ぎましょう!