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コラム第124話:仕事を創り低収益受け身経営から抜け出す秘訣


当社は、ものづくり企業が「高収益自立経営」を実現するためのお手伝いをさせていただいています。なぜ、そんなことをしているのかと言うと、一つには、「低収益受け身経営」に甘んじているものづくり企業があまりにも多いことがあります。そして、国際競争が激しさを増す一方で少子高齢化が進む日本の中で、低収益受け身経営では立ち行かなくなるのは明らかで、そこから抜け出すことが急務であるためです。

ところで、なぜ、多くの企業は、低収益受け身経営に甘んじてしまうのでしょうか?

そこには、受け身企業特有のある特徴が関係しています。受け身企業は、請け負う仕事を見つけるために、常に客先に仕事が無いか聞いて回っています。また、自社でできること、例えば、設備や加工品をホームページに並べて、依頼してくれる企業を待っています。あるいは、売り上げが伸びている同業他社を追いかけ続けています。

これら、低収益受け身企業が取る行動の源流には、受け身企業を受け身企業にしている、ある思い込みがあります。

それは、「仕事は探すもの」という思い込みです。

受け身企業にとって、仕事は探すものですから、客先に聞いて回ったり、できることを並べて仕事を持っている企業に見つけてもらったり、あるいは、仕事がありそうな市場を探し回っているのです。

この「仕事を探す」という行為を続けている限り、受け身体質からは、なかなか抜け出すことはできません。仕事は探すものですから、見つかったとしても既にある仕事のため、どうしても受け身になってしまいます。そして、受け身で仕事をしている以上、その結果は、言うまでもなく、低収益になります。

この低収益受け身経営から抜け出すための第一歩は、仕事に対するとらえ方を「仕事は探すもの」というとらえ方から、「仕事は創り出すもの」というとらえ方に変えることです。

仕事を探すことから、創り出すことに変えるだけで、収益は変わってきます。なぜなら、仕事を探し受注した場合、値段と収益は、客先に決められてしまいますが、自ら仕事を創った場合、その値段と収益は、自ら決めることができるからです。

そして、仕事を創り出せるようになるために、当社が推奨しているのが、世の中の動きを先読みし、先手を打つことです。他社の後追いではなく、先手を打って新しい仕事を創り出すことです。そのためには、視野を広げ、グローバルに世の中を見る目を持ち、技術の流れ、市場の流れをとらえることです。決して、自社の中だけや特定の地域だけを見ていてはいけません。

ここで、誤解しないでほしいのは、視野を広げることと手を広げることは違うということです。よく「視野を広げましょう!」と言うと、「そんな余裕はない」とか、「手を広げてしまうと、経営資源が分散して力が出せなくなる」という意見がでてきますが、視野を広げることと手を広げることは別です。視野は広げつつ、自社でやることは限定することが重要です。

例えば、ソフトの時代に、ハードに閉じこもっていたのでは、単価は下がり、受注も減り、事業は先細りです。座して待つのではなく、ソフトを取り込んでハード+ソフトで新しい提案を創り出せないか?そう考えることです。誤解しないでほしいのですが、これは、決して、ソフトを自社でやることを意味しているのではありません。ハードをやりながら、視野を広げソフトの技術を取り込むことです。

「そうは言っても、当社は、加工しかしていないので・・・」こんな声が聞こえてきそうですが、加工しかしていなくても、例えば、そこには、加工のデータがあるはずです。
「加工+加工した製品+加工データ」で、何か提案が創り出せないか?
これを考えてみることです。視野を広げれば、様々な可能性が見えてくるはずです。

御社は、仕事を創り出そうとしていますか?
たとえ今は受注加工しかしていなくても、仕事は創り出せるはずです。