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コラム第112話: 開発に取り組めるようになる企業と、そうならない企業のちょっとした違い


コンサルティングの依頼を受けるときに、直感的に「この企業は取り組めるようになる」と感じる企業と、「少し違う」と違和感を感じる企業があります。両者の経営者の間に、ちょっとした違いがあるためです。

それは、開発に成功できるようになる企業と、そうならない企業との意外な違いでもあるのですが、今回は、その話を書きたいと思います。

それには、大きく二つの違いがあります。

まず一つ目は、開発に取り組む、乗り出すにあたっての「意気込み」の違いです。

これまで、開発したくてもなかなかできずにいた企業が、開発に取り組むとなると、ある程度の「意気込み」が必要になります。当社が支援している、技術を伴う商品開発となれば、なおさらです。そのため、依頼に来る経営者の方は、皆さん、ある程度の意気込みを持って来るのですが、違いは、その意気込みの大きさにあります。

普通に考えると、「開発に取り組めるようになる企業は意気込みが強く、そうでない企業は意気込みが足りない」と思うかもしれません。ところが、実際には、その逆です。

「少し違う」と違和感を覚えるのは、「意気込みが強すぎて、経営者が気負いすぎている」ケースです。

そういったケースでは、経営者が、開発したくても、なかなかできずにいたため、「開発するぞ」と無理に気負おうとしています。気負いすぎた状態で相談に来るケースや、社員の意気込みの低さを課題にあげるケースなどがそうです。こういうケースでは、「少し違う」という違和感を感じてしまいます。

なぜ、違うと感じてしまうのかというと、「開発とは、本来、気負って取り組むものではなく、もっと気楽に始めるもの」だからです。

こう言うと、「ばかを言うな、気楽に始められるわけがない、開発には勇気が要る。失敗するかもしれないし、周囲や社員の反対や期待もある。やるとなれば、これにかけなければならないし、気楽になんか始められない」と反論されるかもしれません。

反論を恐れずに言わせてもらえば、その感覚こそ、違和感を覚えます。

開発において、失敗のリスクがゼロになることはありません。したがって、失敗したら困るような、致命傷になるような取り組み方をしてはいけません。かけてはいけないものです。

「これにかける」と気負ってしまうと、余裕と柔軟性を失い、壁にぶつかったときに、追い込まれ、にっちもさっちもいかなくなり、結果的に失敗します。また、それだけの気負いが必要だと思ってしまうから、開発に取り組めなくなります。これまでに「気負い過ぎた企業が、開発を続けられなくなった」という経験を嫌というほど見てきました。

そして、この「気負い過ぎた企業が、開発を続けられなくなった」という事実が、さらなる悪循環を生みます。それは、その姿を見た企業が、「当社には開発は無理」と諦めてしまうことです。そこで、諦めてしまっては企業の成長はありません。

そうではなく、「失敗するかもしれないけど、ちょっとやってみよう!」というくらいの気持ちで、気楽に始めることです。そして、意外にも、その方が成功します。

「失敗したら・・・」とか、「社員の反対が・・・」とか、「成功できるかどうか・・・」とか、気をもんで時間を浪費するくらいなら、トットと始めることです。

失敗したっていいじゃないですか?

だって、可能性はあるのでしょう?
可能性がある限り、取り組む価値はあります。

とにかく、スタートのハードルを下げること

開発に取り組めるようになる企業と、結局、取り組めなくなる企業の、一つ目のちょっとした違いです。

もう一つの違い、・・・それは、少し長くなったので、またの機会にしたいと思います。

開発に踏み出す初めの一歩、
御社は、気負おうとしていませんか?
人間、気負った状態を、そんなに長くは続けられません。

成功すれば、得るものは大きく、失敗しても、大して失うものはありません。
肩の力を抜いて、気楽に最初の一歩を踏み出しましょう!
それが、続けて開発に取り組めるようになる、成功する秘訣です。