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コラム第96話:未来への投資を上手く回している企業の特徴

未来への投資を上手く回している企業の特徴

  未来への投資を上手く回している企業の特徴 先日、ノーベル賞受賞者が、未来への投資として、基礎研究への投資の重要性を強く説いていました。未来への投資は、止める訳にはいかないものなのに、それが止まりかかっている。受賞者の発言の裏には、そんな状況に対する強力な危機感が表れていました。 この受賞者が立派なところは、基礎研究をもとに開発した薬から得た利益を 次なる基礎研究に回す構想を発表したことです。「多くの人を助け、それによって得られた利益を 更に多くの人を助けるために、次なる取り組みに投資する」これぞまさに経営そのものです。この方は、単なる研究者では無く、経営の視点も持ち合わせています。 改めて説明するまでも無く、会社の目的は顧客の創造ですから、顧客創造への継続した取り組みが会社経営には欠かせません。「既存顧客から利益をもらい、それを未来の顧客へと投資していく」これこそが会社の経営です。 そして、開発とは、未来の顧客創造への取り組みに他ならず、未来への投資として継続して常に取り組まなければならない、欠くことのできない経営の一部です。 「開発とは、未来への投資であり、欠かせない会社経営の一部である」 コンサルティングにおいて、当社が最初にお伝えしていることです。 企業規模によって投資額や内容に違いはあっても、この未来への投資は、会社を経営している以上、決して怠ってはいけないものです。 ただ、未来への投資では、一つ絶対に欠かせないことがあります。皆、それが無いから投資に踏み出せない、あるいは、それ無しで投資をしたために投資しすぎて破綻する、ということが起こっています。 未来へ投資するために、どうしても必要なこと、それは、「目利き」です。 何に投資すべきか?何を研究すべきか?何を開発すべきか? この目利き力が絶対に欠かせない。 いくら基礎研究が大切だから、いくら開発が大切だから、と言っても、闇雲に投資することはできません。そこには、可能性を見抜く目利き力が必ず必要になります。目利きによって見出した可能性に応じて投資を増やしていくことが重要です。 では、この目利き力は、どうやったら身に付くのか? 一つは、世の中で言われていること、常識として信じられていること、これらを「うのみにしない」「すべてを疑う」ということです。先のノーベル賞受賞者が「論文に書いていることは、ほとんどうそ、信じない」と言っていましたが、これは、目利き力のある人に共通する視点です。 何を開発すべきか? 常識的に考えてはいませんか? 答えは、多くの人が信じることの裏側に隠れています。