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第78話: もの余り時代には、ものを売らずに、ものを使って儲けよ

もの余り時代には、ものを使って儲けよ

もの余り時代には、ものを使って儲けよ 「ものづくりは、儲からない」 しばらく前から、様々な所で聞く話です。 ものが余り、あふれる時代。新しいものを出しても、よほど優れていないと買い替えてもらえない。また、最近になってシェアリング経済が出現。あふれているものを低コストで有効活用する技術が普及してきました。さらに、個人間の中古品の売買も盛んになってきています。 もはや新たなものは必要ない、ものづくりは終わり、そんな悲観論さえ聞こえてくる状況です。 ただ、ここで冷静によく考えてほしいことがあります。 それは、シェアリングも様々なシステムやサービスも、結局は、ものが欠かせないということです。AIやIoTもデバイスが無ければ成立しません。もの無しには、成立しないのです。 したがって、「ものが売れない」という事実から、「ものに価値が無くなった」「ものは要らない」と考えるのは、少し飛躍しすぎです。 正しくは、「お客様が、ものだけでは価値を感じなくなった」と考えるべきです。 こういうふうに考えると、思考の自由度が広がります。 例えば、ものを直接売らずに、システムやサービスとして売る。あるいは、シェアリングを自ら事業としてやっても良い。必ず、ものは必要になるので、ものを使って新たな価値を提供する。そして、これが当たり前になると、ものの直接供給が減って余ることが無くなり、値段も適正化する。そんな可能性が見えてきます。 変化に直面したときは、もうだめだ、と思考停止になるのではなく、自由度を広げて柔軟に考える思考軸が大切です。 ものだけに固執せずに、選択肢を広げること。まだまだ、もので生み出せる価値が、たくさんあることに気づくはずです。 そして、そこに新たな開発のヒントがあります。