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第75話: 開発提案型企業に訪れる孤独との向き合い方

開発提案型企業に訪れる孤独との向き合い方

開発提案型企業に訪れる孤独との向き合い方 「迷いが取れました」 あるクライアント企業の社長のお言葉です。 当社では、提案型の開発を支援しています。新しい製品や商品を自ら提案して実現する開発です。依頼された仕事ばかりをやっていては、会社の運命を相手先に握られてしまうため、自ら考え、提案できる自立した企業になるためのご支援をしています。 この提案型において、開発中に提案者に必ず生じるものがあります。それは、迷いです。 ・この提案で本当に良かったのか? ・市場の状況が変化して無いか? ・このままで売れるのか? ・もっと良い方法があるのではないか? ・軌道修正はいらないか? ・計画内容を見直すべきか? ・日程はこれで良いのか? など、など、たくさんの迷いが生じます。 依頼された開発の場合、受注した後は、取り決めた仕様、日程に向かって一心不乱に頑張れば良い。「なんでこんな仕様に決めたんだ?」「だれがこの仕様で良いといったんだ?」と、決定内容に不平や不満が出ることはあっても、仕様や日程に対して、このままで良いのか?、ああしたらどうだ、こうしたらどうだ、と思い悩む余地はありません。 ところが、自ら提案した場合、提案した責任が生じます。上手くいかない場合、「御社がやれるといったんでしょ?」と責任を問われます。言い訳や責任転嫁ができない世界です。そのため、提案企業は、だれにも頼れず、孤独な戦いを強いられます。 相手先から、「本当に上手くいくのか?」と問われ、「大丈夫、上手くいきます」と断言しておきながら、内心は、上手くいくかどうかに対して一番不安を持っている、それが提案企業の実態です。 そこには、言い訳できない、だれのせいにもできない厳しさがあります。だれしも一度は逃げ出したくなります。 もちろん、直ぐに逃げ出すような精神力では、そもそも提案なんかできません。提案できる企業は、それだけで、強い覚悟を持っています。ただ、それでも開発の途中で厳しい壁にぶつかったり、激しい世の中の変化にさらされると、心が折れて、逃げ出したくなる時や、どうしても判断に迷うときが来ます。 冒頭の企業も、正にそんな状況でした。 こんなとき、頼りになるのが、良き相談者です。 迷いを吐露でき、どうすべきか相談できる第三者。 自分の判断に間違いが無いか、チェックしてくれる第三者。 時には、耳の痛いことでも遠慮なく言ってくれる第三者。 そんな存在が身近に居てくれるだけで、安心して進んでいくことができます。 提案型を目指す企業は、良き相談相手を見つけましょう!! 迷ったときに、きっと助けになるはずです。