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第49話:事業が大きく変化を迫られる 前触れ として現れる ある兆候

事業が変化を迫られる前触れ

事業が変化を迫られる前触れ 長年稼いできた事業が限界を迎え大きく変化するとき、その前触れとして現れる、ある兆候があります。 長年続けてきた事業の裏側には、たいへんな企業努力、改善、改良活動があります。激しい競争の中で、改善、改良に必死に取り組み、積み重ね、生き残ってきています。競争が激しければ激しいほど、皆さん、血のにじむような努力をされています。そういった事業が限界を迎えるときというのは、この企業努力、改善、改良活動がついに限界を迎えたときです。このとき、象徴的に起こることがあります。 それは、、、「不正事件」です。 ここ数年、様々な不正事件が相次いでいます。 検査不正、品質不正、会計不正、残業不正、燃費不正、排ガス不正・・・ 世界に名だたる大企業が起こした事件だけでも次々にあげることができます。 これらのほとんどは、企業努力を続けてきたが、限界を超えてがんばろうとしてしまった結果として起こっています。一線を超えなければ対応できないところまで追い込まれてしまったのです。 性善説過ぎると言われるかもしれませんが、私は、不正をしたくて不正をする人間は居ないと思っています。逆にまじめな人たちが改善活動が限界に達し、追い込みに追い込まれて、やむに已まれず、一線を越えてしまった。そう捉えるべきだと思っています。 別に、私は、大企業の不正事件に同情して欲しくて今回このことを話題にしたのではありません。これを話題にした理由は、 「事件」は、「事業の転換点」を示す重要なサインになるからです。 何か「事件」が行ったとき、その裏側でどんな従来のやり方、改善活動が限界を迎えたのか? 今後、何が変わっていくのか? それを読み解き、自身の事業改革・新規事業開発に活かすとき、事件は、大きなビジネスチャンスへと変わります。 経営者たるもの、不正事件が起きたとき、「ルールを守らないのはけしからん」「一部の良からぬ人の問題だ」「ルールの厳格化が必要だ」「ものづくり力の低下だ」といった次元の低い議論ではいけません。 大きく頭を切り替え、「これは、事業の大きな転換点になるかもしれない。何か、自身の事業に活かせること、変えるべきことはないか?」といったビジネス思考が重要です。 特に、同じ業界での事件の場合は、「もはや改善努力では立ち行かなくなる。自分の事業をどう転換し、新規開発に取り組むべきか?」を考えるべきときです。 2年前に排ガス不正事件が起こった時、ディーゼルエンジンからEVへと、感度の高い世界中の企業が、急激に開発に取り組み、事業転換を進めたように。 事件は、変化の兆し。そして、変化は、大きなビジネスチャンスであり新規開発の好機です。手遅れになる前に、直ぐに行動しましょう!!