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第43話: ビジネスの生死を分けるある意識とは?

ビジネスの生死を分けるある意識

ビジネスの生死を分けるある意識 ビジネスを進めているときに、これを聞くと、「少し危ないな」と感じる言葉があります。 それは、「検討している」「勉強している」「調べている」という言葉です。 一度くらいなら良いのですが、しばらくたってから聞いても「引き続き検討中」など同じ言葉が返ってくるケースです。 なぜ、「危ない」と感じるかというと、「時間を失っている」と思うからです。 改めて言うもでもなく、時間の価値は、今、かつてないほどに高まっています。 単なる技術の変化や環境の変化に留まらず、ビジネスモデル自体が変化する時代になっています。しばらく安泰と思われていたビジネスモデルが、突然出てきた新しいビジネスモデルに破壊され取って代わられる、そういう時代です。 典型的なのは、自動車業界です。 先週、あのダイソンが、電気自動車市場への参入を発表しました。2020年に市場投入を目指すというスピード感です。また、中国の百度は、自動運転のオープンプラットフォーム化を進めています。さらに、今、様々な企業がライドシェアサービス事業に乗り出しています。自動運転の電気自動車を使った移動サービスが、カーメーカー抜きで可能になる構図です。カーメーカーを中心とする自動車業界にとって、ビジネスモデルが変化する激動の時代に突入しています。 そして、こういった変化は、自動車業界に限らず、様々な業界で起こっています。 詳細は省きますが、変化の根っこは同じだからです。 このビジネスモデルの変化に対応するためには、かなりの時間を要します。しかし、残された時間は少ない。こういう時代に、「検討」や「勉強」「調査」を延々と続けていては、あっという間に貴重な時間を失ってしまいます。 では、どう対応するか? これも自動車業界の動きが参考になります。 キーワードは、「選択と集中」「外部活用 そして、なにより重要なのは、「素早い決断」です。 大手カーメーカーは、上記変化に対応するため、開発領域を大胆に絞っています。それ以外の領域については、自前主義を捨て、どんどん外部を活用しています。そして、何よりも注目すべきは、その決断の速さです。次々と矢継ぎ早に新たな手を打っています。人、物、金が豊富な大手カーメーカーがそこまでしなければならない状況です。それだけ、「時間」が無いのです。 今の自動車業界に「検討」や「勉強」「調査」に時間をかけている余裕はありません。 繰り返しますが、これは、自動車業界に限った話ではありません。 こういう時代に、ずっと検討しているが結論が出ないとか、外部を活用せずに自分達だけで何とかしようと時間を費やしていたり、いつまでたっても決断しない姿を見ると、「そんなに余裕があるんでしょうか?」とつい言いたくなってしまいます。 取り組みを絞り、外部を使ってでも速くやる。素早く決断し、即、実行する。 迷っている時間はありません。速くしましょう。