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第40話: 最初の開発で失敗しないための人の選び方

最初の開発で選ぶべき人材

最初の開発で選ぶべき人材 「開発には、どんな人材が適しているのでしょうか?」 当社が経営者の方から非常によく受けるご質問です。 過去にやらせてみたが失敗した。社内を見渡しても誰が適任なのか分からない。 物知りな人が良いのか、新し物好きか、ITに強い人材か、ものづくりに熟知した人か、直ぐに行動する人、着実に仕事する人、情報の多い人、人脈のある人、前向きな人、危機感の強い人、責任感がある人、リーダーシップのある人、やり抜く人、、、 どれも必要そうだけど、全ての特性を持つ人なんていないし、果たして、どの特性を最も重視すべきか? こういった背景から出てくるご質問です。   開発では、様々な特性が必要になります。 厄介なのは、開発のステージによって、必要な特性が変化していくことです。 しかも、最初のステージで必要とされる特性と正反対の特性が後のステージでは求められたりします。 正反対のものも含めて必要な特性を最初から全て持ち合わせている人は、まず居ません。これが開発が途中でうまくいかなくなる要因の一つでもあります。 では、どうするか? 不足する特性は、開発の中で経験させて身に付けさせていくしかありません。そして、経営者が要所要所で不足する特性を補ったりアドバイスをしながら育てていくことです。 ここでは、各開発ステージでどういった特性が必要とされ、それをどう身に付けさせていくかの詳細は省きますが、多くの特性は育成が可能です。実際に多くの企業が開発者の育成に成功されています。 ただし、身に付けさせるのに非常に時間のかかる特性というのがあります。 それは、変化に対する感情 に関わることです。 私は、依頼企業からのご要望で開発者の人選に立ち会うこともあるのですが、冒頭のように口頭で質問されたときには、次のように答えるようにしています。 「たくさんありますが、一つだけ挙げるとすれば、変化をチャンスと捉える気質があるかどうかです。」 多くの人は、変化を嫌います。変化しない方が安心・安全と思っています。実は、これは間違いで変化した方が安全なのですが、この意識を変えるのに非常に時間のかかるタイプの方がいらっしゃいます。もちろん、こういった人たちの意識を変える方法論もあるのですが、開発への成功が少なかったり、これから開発をやっていこうとする企業が最初に選ぶ人材としては、避けた方が無難です。 開発に取り組む人は、先頭に立って、変化を嫌う人たちに協力を仰ぎ、引っ張っていかないといけない立場になります。そのためには、変化をチャンスと捉え、積極的に周囲を説得するハートが必要になります。本人が変化が嫌いではどうにもなりません。 もちろん、最初から目を輝かせて変化をチャンスと捉える人は少ないと思います。これも開発の中で育成していくことになりますが、少なくとも変化を頭から拒絶する人は、その他の特性がどれだけ優れていても、開発のスタートラインに立つまでに多大な時間を費やすことになります。 変化をチャンスと捉えられるか、開発への適性を分ける重要なポイントです。