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第18話: 今日の仕事と明日の仕事

今日vs明日の仕事

今日vs明日の仕事 「余裕が無いと開発には手を出せないからね」 「開発の相談に来るのは、中小企業の中でも比較的大きく成長している会社が多い」という私の話を受けた、ある経営者の方の言葉です。 確かに そうなのでしょう。 しかし、この話題になるとき私がいつも考えることがあります。 それは、、、 「今日の仕事」と「明日の仕事」、どちらを優先すべきか、 あるいは、 「緊急の仕事」と「重要な仕事」、優先順位の高い仕事はどちらか? というお題です。   あなたは、どう思われますか?   「明日の仕事」「重要な仕事」と言いたいのは分かっている(その通り)、 それでも手を出す余裕がないから困っているんだ、と答えられるでしょうか。 もし、こういう答えだとすると、そもそも「優先順位」とは何なのでしょうか。 当然、優先的にやる仕事の順番が優先順位なはずです。 少なくとも、優先順位の高いものに手を付けずに、低い方ばかりやるのは、おかしい。 優先順位が低いにも関わらず 何よりも先にやらないといけないのは、「非常事態」のときだけのはずです。 例えが極端かもしれませんが、事務所が火事のときは、何を差し置いても まず、「火を消すこと」を優先しなければなりません。別の仕事の優先順位が高いからと言って、放っておくわけにはいきません。 正に、「非常事態」です。 「今日の仕事」に非常事態が発生すれば、当然、優先せざるを得なくなります。 「余裕が無いと開発には手を出せない」とは、このような事態が、毎日続いている状態ではないでしょうか。 つまり、「毎日が非常事態」なわけです。 でも、よく考えてみてください。 このような状態が毎日続けば、人間、身が持たなくなって つぶれるはずです。 そうならずに続けていられるのは、このような状態に慣れてしまって、非常事態と思わなくなっているからではないでしょうか。   実は、これが非常に大きな問題なのです。   非常事態から抜け出すためには、非常事態であることを正しく認識し、早く抜け出す努力をしなければならないのに、逆に、このような状況に適応してしまって、抜け出そうとしなくなる。 こうなると、非常事態が非常事態ではなくなり、日常と化してしまう... 明日の仕事を考えるべき経営者が、この状態に陥ってしまうと、その会社が浮上するのは、大変厳しくなります。 たとえ、「今日の仕事」を優先しなければならない状況になっても、これを非常事態として扱い一時的なものにする努力が、経営者には絶対に必要です。 決して、慣れてしまってはいけません。 こういう状態に陥っていることに対して、何も思わなくなってしまいます。 あくまで早く抜け出さないといけない「非常事態」なのです。 こういう状態には二度としたくない、と脳に刻み付けることが肝要です。   あなたは、余裕が無い、余裕が無い、と、今日の仕事に没頭していませんか? もしそうなら、それは、「非常事態」です。 一刻も早く抜け出し、経営者として「明日の仕事」に時間を使う努力をしてください。